広瀬ダム
ひろせだむ
山梨県山梨市三富川浦
RQQ7+78 山梨市、山梨県

「広瀬ダムカレー」のモデルの地にやって来ました。
「カレーのシンプル差=ダムのシンプル差」なのか?

概要: 広瀬ダムは、山梨県山梨市にある富士川水系笛吹川に建設された山梨県管理の多目的ダムです。笛吹川沿岸地域の水害防止と水利用(灌漑、上水道、発電)を目的として建設されました。

歴史:

  • 着工: 1969年(昭和44年)4月
  • 竣工: 1975年(昭和50年)3月
  • 役割: 明治40年の大水害や昭和41年の災害など、たびたび水害に見舞われてきた笛吹川沿岸地域の水害防止と、住みよい豊かな暮らしのための水利用を目的に建設されました。山梨県で初めての多目的ダムです。
  • 建設の苦悩: 建設においては、花崗閃緑岩が著しく風化した「マサ」を形成しており、技術的な困難を克服して完成したダムとしても知られています。

ダムの諸元:

  • 形式: 中央遮水壁型ロックフィルダム
  • 堤高: 75.0m
  • 堤頂長: 255.0m
  • 堤体積: 1,400,000m³
  • ダム湖名: 広瀬湖(ひろせこ)
  • 総貯水容量: 14,300,000m³
  • 有効貯水容量: 11,350,000m³

役割と効果: 広瀬ダムは、以下の複数の役割を担っています。

  1. 洪水調節: 洪水時に水を貯留し、下流に流れる水の量を調節することで、河川の氾濫を防ぐ役割を担っています。広瀬ダム地点での洪水発生時の水量560m³/秒のうち、250m³/秒をダムに貯め、残りの310m³/秒を下流へ流すことで、約6,000ヘクタールの地域と70,000人の人口を洪水被害から守っています。
  2. 畑地灌漑: ダムで取水した水を甲州市塩山の調整池で分水し、最大毎秒3.55m³の灌漑用水を、右岸は笛吹市春日居町まで、左岸は市川三郷町まで流下させ、それぞれの樹園地へ供給しています。
  3. 上水道: ダムに貯めた水のうち、1日最大27,660m³を甲州市、山梨市、笛吹市、中央市、市川三郷町で飲み水として利用する計画です。
  4. 発電: 畑地灌漑と上水道に利用する前の水を利用した水力発電も行っています。

見どころと観光:

  • 四季折々の景観: 標高1,000mの位置にあるため、春にはツツジや新緑、秋には紅葉、冬にはダム湖が全面結氷するなど、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。特に秋の紅葉シーズンは、周囲の山々が赤や橙、黄色に染まり、澄んだ湖面にその色彩が映り込む「逆さ紅葉」は絶景です。
  • 展望テラス: ダムに隣接する公園の展望テラスからは、奥秩父山系の雄大な山容と広瀬湖の美しい景色を堪能できます。
  • ダムカード: ダムの管理事務所ではダムカードの配布も行っています。
  • 周辺観光: 西沢渓谷のすぐ下流に位置しており、道の駅みとみも近くにあります。西沢渓谷でのハイキングと合わせて立ち寄るのもおすすめです。